趣味ならばそれでも良いだろうし、やってみた経験は有用にもなるかも知れない。しかし、製品を作るということを考えるならば、既製品のうちで活用できそうな物を如何にして選別するか、というのも重要な技術だろう。
そもそも、「一から作る」と言ったときに、どこを以て「一」と称するのか。これも恣意的なものではないだろうか。のこぎりを作るにしても、その鉄や木材はどこからどうして調達するのか、という話になってくる。
そう考えれば、宇宙を創るところから始めるのでない限り、スパイスを調合してカレーを作るのも、レトルトを温めてごはんにかけるのも、自明な違いというのは無い様に思われる。
当然、これは極論なのであって、実際にはなんとなく区別が行われるし、区別をした方が多分物事がうまくいくのだろう。そうした状態に、別段の文句や不満があるわけではない。
ただ、手間をかければかけるほど良いとか、既製品を使い回すより手づくりした方が品質は高くなるとかは、一概にそう言える類の事柄ではなく、一概にそう言ってしまうのは精神論の類であろうと思う。
なんの話だったか。確かカレーの話だ。久しくカレーを作っていない。ここのところ、体調はそう悪くないのだが、気持ちがもう一つはっきりしないのは、やはりカレーが不足しているためではないだろうか。
カレーひとつ分の必須栄養素が詰まったサプリなど出したら忙しい人に売れるかも知れない。
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