機構部品ナットを外したが、なかなか基板をケースから取り出せない。どこかがケースに引っかかる形だ。最終的に、フォンジャックをむしろケースに少し沈める形に押し込み、DCジャックが障害なく持ち上がる角度にしてから、ケースの外側からポットの軸を押し込む様にしてなんとか成功した。
この過程で部品や基板にダメージを与えていないという保証はどこにもない。
ともあれ、ようやく基板の裏側に光を当てることができた。機構部品を除いて、この面に実装されている部品はなかった。そうなるとあとは接点を探るだけだ。電解コンデンサが五つあるうち、二つは接続に見当がついていたが、その予測が正しかったことを確かめられた。もう二つ、片側がどこに繋がっているかまでは想像のついたものがあり、これもそのうちの一つは接続が確定した。
部品面にしても、ケースが邪魔でテストリードが当てにくいところがあったので、随分捗る。ともあれ、明日も早いからそろそろ寝よう。
まあ、接続が分かったところで、結局セラコンの容量は不明なのだが…… ファンクションジェネレータとオシロスコープで観察し、シミュレーションと突き合せることで推定可能な部分はあるかもしれない。そこまでするかというと多分しない。
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