2016年2月22日

ピエゾ2

ピエゾのピックアップは 500pF とかの容量があるらしい。電圧源と直列にコンデンサが繋がっていると看做せるので、次段の入力インピーダンスと組み合わさってハイパスを形成してしまう。

入力インピーダンスが高いほど、カットオフ周波数は低くなる。可聴域のローを十分に通すには、10MΩ以上のインピーダンスで受けたいということの様だ。

とかいう様なことを調べていたら、丁度アップライトのベースを弾く人から、ピエゾの音に満足していないという話を聴いた。ピックアップからパッシブ DI まで 7m ほどのケーブルを引き回しているということだったので、配線を変えるだけでも違うかもしれない。

フィンガーノイズが大きく出てしまう、とも言っていたが、これはピエゾピックアップの動作原理上いかんともし難いところかもしれない。少なくとも、磁気ピックアップだとか遠くからのマイキングに比して大きく拾ってしまうこと自体は多分避けられないのではないか。

ピックアップから先でどうにかしようとするならば、耳障りな帯域をフィルタでカットしてやるくらいのことしか思いつかない。とはいえベースの倍音も巻き添えで削られるだろうし、そう上手く行くかどうか。

いずれにせよ、回路自体そんなに難しいものにはならないだろうから、実験として丁度良いかもしれない。

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