2011年9月22日

青邪神

このブログに記事を書く時は、大抵ぼんやりと文章の全体像が見えている時で、つまり「こういう文章が書けそうだ」と思うと記事を書き始めるのである。

日記を付けていた頃にも、時々そういう風にして書く時はあった。しかし、いざ書いてみると、初期の予定通り行くことは先ず滅多に無い。殊に、何かしら理屈を捏ねる様な内容である場合、書いている内に脇の甘さが如実になり、この点は言っておかねばなるまい、こういう可能性にも言及しておこう、などとやっている間に、段々どうやって落ちをつける積もりだったか分からなくなって来る。

そうしてあれこれ頭を捻っている内に目算よりも二倍も三倍も時間が掛かり、それでも漸くなんとかきれいに纏めることが出来た、という手応えと共に全体を見直してみると、言うまでもない様な当たり前の事を長々と述べているに過ぎなかったりする。

一方、毎日の更新を自分に課していた頃には、逆に、話をどこへ持って行くか一切決めずに書き出さざるを得ない事もしばしばであった。

まあ更新さえすれば良いのだ、ということで、一行書くだけ書いてごまかしてしまうのが殆どだったと思うが、書き始めてみると意外に文章が続いて行く、などということもあり、自分がどんな話題を持っているかというのも中々把握していないものである。

と、今回はあまり構成を予見せずに書いてみた。要するに、先に全体像が見えていようが見えていまいが、僕に関する限り結果はあまり変わらないということだ。

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