2012年4月20日

書棚

蔵書整理が続いている。

ただ本棚に詰めるだけでなく、多少とも分類しないと、なにがどこへ行ったやら分からなくなる。とはいえ分類も中々大変で、同じところへ並べたいものでも、判型の大小が入り交じっていると棚の高さとの兼ね合いが難しいし、「このジャンルはあの山の中にもなかったか」、「この著者はどの棚に入れたのだったか」などとやっていると、段々神経衰弱の様相を呈して来る。

いまいち前後の文脈から分りづらいが、トランプの方の神経衰弱である。あのゲームに「神経衰弱」という名前を付けた者の神経にも興味がある。

大分片付いては来たものの、終盤になるとどこに入れるか判断を先送りにしたものばかりが残る形になる。それをどうするかと言えば、分類を決めはしたものの隙間が出来ている棚に詰め込んで行く訳で、最終的な様相はあまり整然としたものと言えない。

さておき主立ったところの整理は凡そついて来たのだが、案の定と言おうか、重複して買ってしまっていた本が何組か出て来た。未読のものを積み上げ過ぎているとこういう弊害もある。情けない話だ。

『アルジャーノンに花束を』の原書も二冊あった。これは、随分前にうっかり二冊目を買ってしまったのを知人に押し付けた、という記憶があるのだが、すると一冊目と三冊目が手元にあるということなのだろうか。これからねずみ算式に増えるのかも知れない。そうなる前に処分したい。

古書店で売却しても大した金額になるまいし、といってゴミに出すのも忍びないから、人に譲ることが出来ればそれが望ましい。しかし問題は貰い手があるかということで、その点甚だ望み薄である。

ブックオフあたりに二束三文で売ることになるのだろう。