2011年10月6日

詭弁家の道は遠くして

一見して明らかなほどに飛躍した話というのは、愚かな戯言として一蹴してしまうのは簡単で、また大抵そうしてしまっても構わないのだが、うっかり理路を立てて反論しようなどとすると、却って相手の珍妙なロジックの中で道を見失い易い。

これは今日 Twitter で犯した失敗の反省であって、そもそも問題となったのは偶然目にした次の様な発言である。
「ラーメンを食べている人は、ラーメンを食べたいなどと言わない。同様に、死ぬ気がある人は、死にたいなどと言わないはずだ」
なにが「同様に」なんだという話であって、破綻しているのは明らかだ。この様にどこまでも脆弱な詭弁が相手である場合、色々な反論の手順が考えられる。

詳細は省くが、これに対して人の行っていた反論のうち一つに、理路の不備がある様に思われてつい横槍を入れてしまったが、後からよくよく考えてみれば別段不備はなく、僕の方の誤読と視野狭窄であった、という話だ。

僕自身が特定の手法に拘り過ぎていた、また直感に反する論理を正しく追えなかった、というのが最大の問題で、誠に情けないことであった。

詳細を省いたらなんだか分からない記事になったが、まあ、それで良いのだろう。

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