2016年3月9日

NIC

ネガティヴ・インピーダンス・コンバータという回路を使えば、直列抵抗のないインダクタを作れるらしい。オペアンプを二回路使うのと、抵抗の量が増えるが、さほど大規模でもない。

ただし、一回路のジャイレータに対して、増幅器のゲインが大きくなる分、入力電圧の範囲に制限がかかるという。また、信号源の出力インピーダンスが低すぎてもダメらしい。なかなか上手く行かないものだ。

とはいえこの辺りの問題なら、割合に一般的な方法で対策ができそうな気がする。一方で、インダクタの直列抵抗を下げることについては「超低域の特性が良くなるので、一見とても便利そうだが、実用上で意味がある場面は極めて限られる」という風にも書かれており、果たしてこの方向性が正しいかはいよいよ疑問だ。

まあ、最終的には試してみるしかないだろう。とりあえずもう一度回路図を眺めてみようと思う。

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