2016年3月8日

椅子人間

人間椅子和嶋氏のエフェクタ本を買った。最初の方は Fuzz Face やら Big Muff やらクローンが続くが、最後の方で「コイルを使った歪み」という変わり種が出てくる。

大塚明氏の HMP3 に、ワウみたいな回路の歪みという、コンセプトに類似点のある回路が載っていたが、こちらはシミュレーテッド・インダクタ(ジャイレータ)を使っている。オペアンプと抵抗・コンデンサで、片側が設地しているコイルとインピーダンス的に等価な振る舞いを作れるらしい。

和嶋本はシミュレーテッド・インダクタに言及しつつも、実際にはわざわざ 500mH のコイルを使っているあたりに拘りが見て取れる。その心意気は嫌いでもないが、ノイズ対策は必要だし外形は大きいし、そもそも入手性が悪くて、売っているところでも2000円くらいの値段になる。冗談ではない。

そういうわけだから、もう少しシミュレーテッド・インダクタのことを調べてみようと思う。

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